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2018年02月04日 [歯周病]
歯周病の怖さ
最近では「歯周病」という病気と、その治療の重要性について、テレビやニュースなどでもよく耳にすると思います。
しかし皆さんは、この病気の本当の怖さを知っているでしょうか?
歯周病は歯を失ってしまう原因の一位です
日本人の成人が歯を失ってしまう原因で、もっとも多いのは「むし歯」などではなく「歯周病」です。
軽度なものを含めれば、歯周病は40代以上の日本人の約8割もの人がかかっているといわれています。
むし歯は進行すると痛みを感じるようになるので、歯科医院へ行き治療を受けることになると思います。
しかし歯周病は進行するまで痛みなどの不快な症状を感じにくく、歯ぐきの腫れや出血が収まらないといった明確な自覚症状が現れた時には、既に危険なほど進行してしまっているということがよくあります。
歯周病が進行すれば、多くの場合、歯を失うことになってしまいます。
歯周病とは?
むし歯が、口の中の原因菌により「歯が溶かされてしまう病気」であることに対し、歯周病は「歯ぐきの骨が溶かされてしまう病気」です。
口の中にある歯周病の原因菌が、歯と歯肉の間に入り込み増殖し、やがて歯を支えている歯ぐきの骨を溶かしていってしまうのです。
その過程において、歯茎の腫れや出血、歯がグラグラする、といった症状が現れてきます。
歯周病と全身疾患の関係
歯周病の影響は、口の中だけにとどまりません。口の中で増えた歯周病菌が誤嚥や血管を通して全身に回り、様々な疾患を引き起こすといわれています。身体全体の健康を考えたうえでも、歯周病の予防・治療は重要になってきます。
歯周病との関連が指摘されている全身疾患
・糖尿病 ・心筋梗塞 ・狭心症 ・心内膜炎 ・誤嚥性肺炎 ・動脈硬化 ・脳梗塞 ・低体重児出産 ・早産
歯周病は、身体に様々な悪影響を及ぼす怖い病気です。日ごろからのケアと、早期発見・早期治療を心がけましょう。
歯周病は、身体に様々な悪影響を及ぼす怖い病気です。日ごろからのケアと、早期発見・早期治療を心がけましょう。