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2017年05月31日 [歯の話]

補綴物の種類

東戸塚デンタルクリニック 歯の話

皆さんこんにちは。
東戸塚エリアの皆様の口腔内の健康維持・増進を担う歯科、東戸塚デンタルクリニックの院長 江口です。

今日は、「補綴物の種類」について、お話いたします。

⇒参考記事「保険診療について

■ 補綴物の種類について

自由診療では、高品質の補綴(ほてつ)物(歯のかぶせ物)を選ぶことができます。天然の歯と色合いや質感など、ほとんどそん色ありません。自由診療だからこそのメリットですが、セラミック系の補綴の種類は数多くあります。

■ セラミック補綴物とは

補綴の中で中心的な存在はセラミック(陶器)です。元の歯の色や質感を再現しやすく、自然な仕上がりになります。オールセラミックは、金属を一切使用しておらず、金属アレルギーを起こす危険性がありません。
その一方でデメリットもあります。自由診療になるので、健康保険の適用がありません。治療費を全て自費で賄う必要があります。セラミックは硬度があるため、過度な力が加われば、割れやすいことも挙げられます。

■ セラミック補綴物の主な種類

セラミック系の補綴物を見ていきます。それぞれの特徴を把握して、最適な治療法を受ける目安にしてください。

【ジルコニア】

素材:酸化ジルコニウムを安定させた物質
特徴:強度と耐久性に優れている
部位:奥歯やブリッジ

【オールセラミック】

素材:セラミック=陶器
特徴:天然の歯と調和するリアリティー
部位:前歯や歯並びの整形

【ハイブリッドセラミック】

素材:セラミックと合成樹脂(レジン)の混合物
特徴:柔軟性がある一方、硬さがやや劣る
部位:前歯にかぶせたり、奥歯に詰めたりできる

【メタルボンド】

素材:金属をセラミックでコーティング
特徴:見た目がよく、すり減りにくい
部位:ほぼ全てで可能

次回は補綴物の機能についてお話します