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2017年04月05日 [歯の話]

保険診療について

東戸塚デンタルクリニック 歯の話

皆さんこんにちは。
東戸塚エリアの皆様の口腔内の健康維持・増進を担う歯科、東戸塚デンタルクリニックの院長 江口です。

今日は、「保険診療」について、お話いたします。

⇒参考記事「自由診療について

■ 保険診療について

皆さんが歯科医院に持参する健康保険証。これがあることによって、健康保険組合から医療費補助が出る保険診療を受けることができます。保険がなくても診療は可能ですが、全額自己負担になってしまいます。
治療費を補助してくれる保険を使うことで、私たちは気軽に治療を受けることができます。
保険診療とは、必要最低限の範囲の治療を、誰でも平等に受けられるように保証する制度です。

■ 保険診療の自己負担は治療費の3割が基本

保険診療は、治療に掛かる費用のうち、3割の自己負担が基本で、残りの7割を自身が加入し保険料を納めている健康保険組合が負担する仕組みです。

東戸塚デンタルクリニックの保険診療にについて

【その他の自己負担の割合】

→2割負担:70~75歳未満の高齢者
→1割負担:75歳以上の後期高齢者

■ 保険診療のメリット・デメリット

【メリット】

保険診療は全国一律の医療費で、バーゲン価格や10%OFFなどのセールはありません。全ての治療項目を保険点数に換算し、治療費を算出します。例えば奥歯の抜歯なら260点で治療費は×10倍の2,600円になります。北海道から沖縄まで共通の治療費です。
健康保険に加入していれば治療費は3割負担が基本で、実際に支払う費用は欧米に比べて10分の1以下となります。全国一律で場所による高い・安いはなく、どこにいても安価に同じ内容の治療を受けることができるわけです。

【デメリット】

ただし、保険診療は万能選手ではありません。保険診療の範囲で提供されるのは、必要最低限度の医療だからです。むし歯や歯周病など、主に機能回復を主眼に置いた治療に限定されます。
なので、さらに治療の精度を上げたり、長持ちするための歯科材料は使用できません。その他にも「審美歯科」[矯正歯科]「インプラント治療」など、より高度な治療は自由診療(保険適用外)となります。

次回は自由診療についてお話します